セラミドの働きと効果

セラミドの肌への効果

セラミドは、肌にとって非常に重要な役割を果たしています。

セラミドは、1950年代にアメリカの研究者により発見され、その機能が明らかになったのは1980年代と歴史の浅い物質です。

セラミドは、皮膚の角質層で細胞と細胞の間を埋めている主成分で、わずか10~20ミクロンの角質層にある細胞のすき間に存在し、正常な肌では規則正しく並んでいます。

セラミドには、皮膚の保湿機能の改善や水分の蒸発を防いだり、紫外線やホコリ、アレルギー物質などの外部からの刺激、細菌などの侵入を防ぎ肌を守るといった肌バリアの効果があります。

また、セラミドはメラニンの合成を抑え、シミ・シワを防ぎ、肌の健康に重要な役割を果たしています。

セラミド不足にならないようにするには、現在は合成セラミドを外から補う手法が一般的ですが、皮膚の内部の細胞を活性化して自発的にセラミドをつくらせるビタミンなどもあります。

その他のセラミド効果

セラミドは、肌の保湿に重要な成分であり、美肌・美白の促進、肌荒れの予防、乾燥肌の改善に効果があるとされています。

セラミドが細胞間に十分に満たされていることにより、乾燥やチリやホコリのような刺激から皮膚が守られ、健康な状態を維持できます。

また、セラミドは、アレルギーを引き起こす原因にもなるダニやホコリといった物質の侵入も防いでくれます。そのため、アトピー性皮膚炎で悩む人の多くは、セラミド不足が考えられます。

セラミドは従来は植物由来が主流でしたが、2007年よりミルク由来の新たな「ミルクセラミド」が登場。このミルク由来のセラミドには、消化管や脳の成長を促進する作用や、免疫賦活作用などさまざまな生理機能があるとされ、美肌以外の効果の研究も進められています。

ほかにもセラミドには、抗腫瘍作用、神経細胞活性化作用などが期待され、研究されています。